光応答性分子による酸素濃縮膜の光制御



 フォトクロミック高分子膜中に酸素と特異的に結合する分子(酸素吸着剤)を担時することで、酸素の吸脱着への光照射の影響が期待できる。

 これが実現できると波及効果は大きい。たとえば、火力発電では化石燃料(石油・石炭・天然ガス等)を燃焼して電気エネルギーを得ているが、この燃焼を高酸素濃度で行うことが出来れば、不完全燃焼比率が減少しこれまでと同等のエネルギーを少ない化石燃料で獲得できる。また、燃やす燃料量が減るため、放出される二酸化炭素量も減少するのである。光源はもちろん太陽光である。





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