2017年4月開設

学びのポイント

1.化学工学で生産技術も意識
地球環境にやさしく、性能も従来品と同等以上の実用素材・材料を創製するには、基礎研究から産業における生産段階の技術までのどの段階でも手を抜くことは許されません。化学工学で最終段階の生産技術の大切さまで習得し、素材・材料開発の流れを身につけます。

2.ワークショップ
身の回りで起きている現象の調査やものづくりなど、実際性のある学びを行うワークショップ科目を低学年次から開設し、高い技術力と実行力を身につけることができるよう配慮しました。学んだ知識を実践できる演習科目も、各年次に配置しています。

3.4部門制
「有機化学」「無機・分析化学」「物理化学」「化学工学」の4部門が柱です。地球環境を意識しながらの素材・材料開発はもはや常識で、いかに人類の高い生活レベルを伴えるかが次世代の焦点です。ものづくりに、適切な素材・材料を見抜く力と開発力を併せ持った技術者の育成を目的とします。

応用化学科の学び

 有機化学

高効率で環境にやさしい有機合成プロセスの構築や、高い付加価値を持つ機能性高分子の知識や合成できる素養を身につけます。

 無機・分析化学

エネルギーを貯蔵する無機材料や、レアメタルを回収する複合材料の合成法を習得し、さらに微量な元素の存在を見逃さない分析化学を学びます。

 物理化学

元素の特性や物質の状態、さらには物質どうしの化学反応やその速度などの化学の基本概念を学び、化学エネルギーからの変換技術を習得します。

 化学工学

超音波などを用いた反応工学や、生体触媒を用いた生物化学工学を学び、高効率で低コストなプロセス設計・プラント設計ができる能力を養います。

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